歯医者への怖い気持ちを仮想現実で治そう

かつてゲームを聞くと、子供の教育にならない、ニートや引きこもりを増やす、不良がやるものといったマイナスイメージを持たれていました。しかし、今や、今や子供以上に大人が熱中するくらいの家庭用や携帯用のゲーム機が登場し普及が進んでいます。よく課金しすぎて、相当な借金をしてしまったなんて事態も珍しくはない勢いです。

こうなると、歯科医学の世界でもその余波がないのかと気になる人もいるでしょうが、最近、それが現実のものとなったことが注目されています。しかも、それは単なる従来のゲームのプレイする姿ではなく、バーチャルリアリティーとも呼ばれるものです。

それは、さる2017年3月17日に某大手メーカーがMR(複合現実)の技術を活用した歯科治療シミュレーションシステムの開発が発表されたというものです。その方法は、ヘッドマウントディスプレイを装着し、そこのカメラが映す患者の口内の映像を元に行うといった通常以上に精密な訓練を受けるというものです。主な実用先は歯科の教育現場に限ったことではあるものの、未来を担う歯科医の卵が、仮想現実のCG画像のガイドを頼りに治療の演習が現実と同等のレベルまで可能になったのは驚くべきことです。

ところで、このシステムの開発によって短期間での技術習得以外に期待できることが出てきました。

それは、子供や大人に関係なく、「歯医者が怖い」という意識を転換させられる可能性が出てきたということです。

公開された動画を見ている限りですが、その姿は正にゲームの世界でしか見られなかったカッコよさと憧れが凝縮されています。ゲームが大好きな子供たちは、その姿に心を一瞬でわしづかみされること間違いありません。そして、その気持ちは歯医者に対する怖いという従来のイメージを大きく転換させることでしょう。もちろん、大人すらも夢中になるでしょう。

そして、この時のワクワク感が、いざ治療が必要になった時に臆せず足を運ぶ原動力になれば、早期治療にもなって大切な歯を長持ちさせることができるでしょう。

こういった技術の開発がどんどん進み、歯科医学の新しい波になるように今後も動向を注目していきましょう!